2011年06月29日

大都會客運が高速バス事業へ参入の計画

自由時報によると、台北市及び新北市を中心に市内バスを運行する
大都會客運が、高速バス事業参入申請を行っているそうだ。

自由時報電子報>北部新聞>大都會客運爭取 新店─蘇澳線(2011.6.28)
http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/jun/28/today-north15.htm

記事によると、運行区間は新北市新店〜蘇澳に一日100往復程度で参入を
計画している。台北と宜蘭県を直結する雪山隧道が開通して以降、2007年
11月に台北と礁渓、宜蘭、羅東を結ぶ路線が開設され、現在は葛瑪蘭客運と
首都客運の両者あわせて300往復以上が運行を行っている。

さらに基隆と礁渓、宜蘭、羅東を結ぶ路線が、首都客運と國光客運によって
平日32往復、休日38往復運行されている。

一方、宜蘭県南部の大きな街である蘇澳には、これまで路線が設定されて
おらず、葛瑪蘭客運が羅東からの無料連絡バスを細々と運行するに過ぎな
かった。いずれ台北と蘇澳を直結する路線が開設されることは確実視されて
はいたが、今回の路線開設申請は様々な点で特徴的だ。

【なぜ大都會客運なのか?】
これまで実績を積み重ねてきた葛瑪蘭客運や首都客運ではなく、また蘇澳
周辺で前身の台湾省公路局時代から路線バスを運行してきた國光客運でも
なく、高速バス事業の経験すらない大都會客運が参入する点が興味深い。

【台北に乗り入れず、新店発着の理由は?】
台北側の発着地が新北市である点も興味深い。記事によると大坪林を拠点
とする意向のようだ。将来的にはメトロ環状線が開業し交通結節点として
魅力的な場所になりうるとの思惑があるようだが、唐突な印象は否めない。

上記の二点をはじめ様々な観点から興味の尽きないこの計画、順調に進めば
今年末あたりの運行開始となりそうだ。注目して見守りたい。
posted by asiabuscenter at 00:57| 台北 ☔| Comment(6) | 國道客運(高速バス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月05日

高速バス事業者の規模(2010.11)

板橋高速バスターミナル
板橋高速バスターミナルにて。日統、和欣、統聯、葛瑪蘭(2008.12) 

2009年04月18日に「高速バス事業者の規模」という記事
(下記リンク)を書いたが、久しぶりにその後の動静を追ってみた。
全体では前回の38事業者3451台から1事業者、97台減少し、
37事業者3354台となった。(巨業交通は含まず)

http://asiabuscenter.seesaa.net/article/117710308.html

調査には前回と同様、電子公路監理網を用いた。
https://www.mvdis.gov.tw/


【主な動き】

統聯、阿羅哈、建明が大幅な減車を実施。

國光は大幅な増車で統聯に迫る勢い。今後、統聯の減車がさらに
加速すれば、高速バス事業者最大手の座を奪取する可能性が濃厚に
なってきた。

豊榮は休止していた路線を廃止し、高速バス事業から退出した。

三重、首都、桃園、汎航は着実に増車している。

基隆、台西の大幅減の理由は不明も登録変更と推測する。

南投は今回も掲載されず、また全航も台数に変更なかった。
これは、國道6号経由便が多数運行されるようになったが、
省道からの乗せ替えで高速バス路線が開設された経緯が
あろうかと推測する。


台北ホテル

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高速バス事業者の車輌数一覧
posted by asiabuscenter at 19:07| 台北 🌁| Comment(2) | 國道客運(高速バス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

首都客運・北宜線(2010秋)

200812-capitalbus02.JPG

首都客運、台北〜宜蘭線(2008.12 信義路にて)


2010年8月5日、台北市東部に新たな都市間バスターミナルである
【市府轉運站】が開設され、首都客運の宜蘭方面行き高速バスは
このターミナルからの発車となった。従来の歩道上にテント張で
あった貧弱なバス停に比べて快適性は大幅に向上した。

おそらく同時期にダイヤが変更され大幅な増便が実施された。
2010年10月12日時点の調査では、昨年秋の改正時点で136往復
だったものが、160往復へと約17%増加している。

今回の改訂では、特に宜蘭への直達車の増便が目立つ。前回
実施した完全30分毎より充実し、14時台以降は3本/時を確立。
毎時20、35、50分となり05分発は欠けているため、運行間隔が
15〜30分毎である点が惜しまれるものの、輸送力は向上した。
競合する葛瑪蘭客運は台北発は僅かに10本、宜蘭発も18本に
過ぎず、宜蘭への直達車は、首都客運が圧倒的な優位に立った。

さらに羅東への直達車に関しても増強が行われ、昼間時間帯の
完全15分間隔
が実現するとともに、朝方(7:25〜8:45)は
10分毎となった。
競合する葛瑪蘭客運ともども約60往復ずつ設定されており、
台北市内の出発/目的地に応じて使い分けると良いだろう。

一方、全程車は微増に留まっており、台北→礁渓に関しては54本
の首都客運に対して葛瑪蘭客運は94本と圧倒している。
礁渓→台北でも51本の首都客運に対して葛瑪蘭客運は85本を
数えており、葛瑪蘭客運が比較的便利だ。

今回の改正により首都客運は160往復に増強され、葛瑪蘭客運の
165往復とあわせると、台北〜宜蘭方面には実に325往復もの
都市間バスが運行されることになった。一本のトンネルが
開いた新たな交通流動の大きさに感慨を禁じえない。

ANA:羽田から海外へのネットワークが大幅拡大(2010.10.31)

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詳細な運行本数
posted by asiabuscenter at 19:01| 台北 ☀| Comment(0) | 國道客運(高速バス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

首都客運、北宜線

首都之星(羅東)
首都客運の北宜高速バス(2008年末羅東にて)

宜蘭の高速バスターミナルが鉄道駅東口に新設されたが、
これを機会に首都客運の運行状況をまとめてみた。
前回の2008年7月1日時点では116往復だったものが、
2010年3月25日時点では、136往復へと約17%増加した。

増便は2009年秋頃に実施されたようだが、プレスリリース等の
有無が不明であるため、正確な実施日は把握できなかった。

全程車の羅東便が大幅に増加する一方、宜蘭折返の
全程車が全廃。また宜蘭便直達車は大幅に増便され約30分
間隔の運行が実現すると共に、羅東便直達車は微増となり、
台北発午前便は15分毎に出発することになった。

台北〜宜蘭に関しては、競合する葛瑪蘭客運は直達車の
運行本数が少ないため、台北側の目的地が市政府でも台北
バスステーションでも大差ない場合には、首都客運を利用
した方が便利であろう。

一方、台北〜礁渓の場合は、葛瑪蘭客運が倍近い本数を
運行していることから、同社の方が便利だ。

台北〜宜蘭県には、首都・葛瑪蘭合わせて、292往復もの
高速バスが運行されている。両者の特徴を把握して上手に
使い分けて、快適な移動を楽しんで頂ければ幸いである。





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posted by asiabuscenter at 23:57| 台北 ☀| Comment(4) | 國道客運(高速バス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

台中〜水里の高速バス

南投県中部の山裾に位置する小さな街「水里」。
古くは日月澤への入口として、現在は東埔温泉
への入口や、路台湾鉄集集線の拠点駅として訪れる
方も多かろう。

その水里から集集、名間(濁水)を経由して台中と
を結ぶバスがある。古くは台湾客運が、さらに2001年
からは總達客運が、省道経由便を運行してきた。

總達客運(2008.12)

總達客運の省道経由便(2008.12)。他にマイクロバスもある。



数年前からは、台中〜草屯間で一部の便をバイパス
(中投公路)経由として若干のスピードアップを実施
したりしていた。

2009年(後半?)より、國道三号(フォルモサ高速)を
経由し、途中の草屯や南投を通過する便の運行を開始し
たことを確認した。同社の台中〜水里線97往復中、
31.5往復を高速バス化し、従来より40分もの
スピードアップを実現している。

總達客運ー尊龍

参考画像)總達客運の高速バスはこのタイプか?(2008.12)
#撮影時は省道経由便で運行。

この高速バスは約30分毎に運行され、台中から名間(濁水)
まで直行し、集集を経て水里へ向かう。運賃も、従来便に
比べて大幅に安いキャンペーン運賃が設定され99元となった。
(名間までは90元)

台中から集集や水里へは、總達客運の高速バスを利用すると
格段に便利だ。台中では、鉄道駅から北側500メートルの
干城(双十路X公園東路)に発着所がある。

参考)總達客運サイト

時刻表)紅色が高速経由
http://www.alldabus.com.tw/TS_time.htm

運賃)
http://www.alldabus.com.tw/price.htm

台鉄集集線が運休中
タグ:台中 水里 集集
posted by asiabuscenter at 23:57| 台北 ☔| Comment(4) | 國道客運(高速バス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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